AIが答えを出す時代に、なぜプログラミングを学ぶのか? フィジカルAI時代が求める、「現実と格闘する力」の育て方
柏崎 暁子
株式会社アフレル 代表取締役 共同CEO
教育学部卒業後、システム開発会社に入社。プログラミング未経験からキャリアをスタートし、大規模組込みシステムの開発に従事する。システムテストで自身が開発に携わったソフトウェアによって実際の機器が動く様子を目の当たりにしたときに、「社会はソフトウェアによって支えられている」ことを実感し感動。モノを動かすプログラミングの重要性を強く認識する。 その後、教育事業部へ異動。事業部の独立に伴い、株式会社アフレルの設立に参画。以来20年以上にわたり、アフタースクールや教育機関向け教育、企業研修サービス、教育機会としてのロボットコンテストの企画・運営など、ロボット教材を活用した「感動体験」を起点とする教育事業に携わる。テクノロジーを通じて学ぶ楽しさと成長の機会を提供し続けている。
「コードが正しくても、床の傾き一つでロボットは止まる。」 生成AIが答えを出す時代だからこそ、現実と格闘する力が子どもの未来を切り拓く。 フィジカルAIの台頭が迫る今、アフタースクールが担うべき教育機会についてお伝えします。
「AIがコードを書いてくれる時代に、なぜプログラミングを学ぶのか?」 答えは、AIには「現実」がないからです。 画面の中では100点のプログラムでも、現実の世界では床の傾き一つでロボットは止まります。 パソコンの中だけのプログラミングは入力した通りに動作しますが、 物理的な環境にあるものを制御するとき、外部環境によって動作は変わります。 いま、自動運転・産業ロボット・農業ドローンなど「ものを動かすフィジカルAI」が 急速に社会へ浸透しています。これからの子どもたちに求められるのは、 コードの正しさだけでなく、「リアル環境に対して何を計測し、どう動かし、 どう価値を生み出すか」を実践で考え抜く力です。 本セッションでは、フィジカルAI時代の市場トレンドと、 「正解通りにいかない現実(Physical)を学びの場にする」教育哲学をご紹介。 また、こうした学びをひとりの体験から「共創の場」へと広げる機会として、 国際ロボットコンテストWRO・MARCを活用した、 共創・多様性・国際感覚を育む実践事例もお伝えします。 決められた手順を実行するだけの人材ではなく、 構想から実装までつなげられる「Physical×Digital開発人材」を アフタースクールから育てるヒントをお届けします。
・アフタースクール・学童保育・プログラミング教室を運営されている経営者・教室長 ・AI時代に「人が教える意味」を問い直したい教育者・講師 ・フィジカルAI・ロボット教育への参入や強化を検討している方 ・子どもたちに将来も通用する本質的な力を身につけさせたい方
学べること
・フィジカルAI時代における「ものを動かす力」の市場的重要性 ・画面の中だけのプログラミングとロボット教育の決定的な違い ・試行錯誤と身体知——「正解がない現実」を学びの場にする教育哲学 ・Physical×Digital開発人材の育成アプローチ ・国際ロボコン(WRO・MARC)を活用した共創・多様性・国際感覚の育み方